ZCoin - Zerocoinプロトコルが実現した民間金融取引

よくある誤解は、ZcoinがZcashのフォークであるということです。 ZcoinはZerocoinの論文に基づいていますが、ZcashはZerocashの論文に基づいています。 Zerocoinの論文とZerocashの論文の著者は共通で、どちらもゼロ知識証明書を使用していますが、異なる暗号を使用しています。 2つのプロジェクトの間には関係はありません。

STO/ICO基本情報

ステータス
成功
トークン記号
XZC
トークン供給数
21,000,000
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基本情報

プラットフォーム不明
タイプ不明
参加可能通貨Others
供給率不明
KYC不明
参加不可地域不明
Webサイトホームページ
ホワイトペーパーダウンロード

概要

Zcoin(XZC)は、2016年9月28日に公開された匿名性仮想通貨で、以下の特徴があります。

ゼロコインプロトコル

Bitcoinのブロックチェーンでは透明性が高く、全ての取引履歴がブロックチェーンに記録され、誰でもネット上で確認出来るため、公表された住所などの外部情報を使用して、個人の身元と組織を取引に結びつけることができるということが研究で示されています。

Zcoinは、ゼロ知識証明(Zero-Knowledge proofs)を使用しているゼロコインプロトコル(Zerocoin Protocol)を通じて匿名性を保証します。ゼロ知識証明とは、特定の取引情報が真実であるということのみを伝えることで真実性を証明出来る仕組みのため、不必要な情報開示を行う必要がなくなります。

同じゼロ知識証明により匿名性を高めている仮想通貨にZcashがありますが、送金元、送金先、送金額がわからないZcashに対し、ZCoinは送金額を外部から確認できます。全ての取引情報完全に隠すことは、取引途中で改竄が発生しても気づけ無いというデメリットもあるため、取引量を敢えて隠さないことにより、(送金元、送金先のどちらかによって)異変に早期に気付くことが出来るので、安全性はZcoinのほうが高くなっていると考えることも出来ます。また、供給されている総枚数も監査可能であるという点も安全性を高めています。

MTP

Zcoinのマイニング承認アルゴリズムはPoWですが、Merkle Tree Proof(MTP)も導入しています。MTPを導入することにより、取引認証に時間がかからなくなたため、外部からネットワークに過剰な負荷をかけてサービスを妨害するDoS攻撃に耐性があります。マイニングに利用できるメモリは10GBまで使用可能であり、マイニング速度はメモリ容量に依存しますが、一度認マイニングを行えば、次回からは非常に少ないメモリ容量(スマートフォンなどによって)でも、速く、効率的にマイニングを行うことができます。

PoWアルゴリズムとしてLyra2REを採用し、特定のASIC専用機によるマイニングが出来ないように対ASICコードが導入されており、また、GPU使用でもCPU使用でも同じ”hash rate”であれば、同じマイニング成果が出るようになっています。セキュリティーの観点から、特定のマイナーにマイニング成果が集中し、他のマイナーが排除されないようにしているためです。

2017年12月23日ハードフォーク後の追加点

Znodes

Znodesは取引の正当性を検証する為に利用される、信頼性の高いノードです。Znodesは取引の承認だけでなく、今後はブロック生成自体にZnodesを利用できるようにしていく予定です。 Znodesになるためには1000XZCを担保に預けなければいけないので、不正を働くような動機付けをなくしています。逆に、Znodesになる動機付けとしては、取引の承認作業を行うことで報酬が貰えることになります。

ステルスアドレス

Moneroなどが採用している、取引時にワンタイムアドレスなどを生成する手法です。閲覧用の秘密鍵を第三者に渡せば、取引履歴を公開できます。

また、Zcoinは2018年3月2日にcodeが刷新され、データテーブルの再構成時間の削減(以前の7~8分の1)、承認時間の削減、セキュリティの向上などが行われています。

今後のロードマップとしては、Ethereum portとのILP(Interledger Protocol)実装、Sigma protocol実装(承認ファイルサイズが約1/25)、投票機能の実装などが挙げられますている。

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