EOS - 分散アプリケーションのための最も強力なインフラストラクチャ

EOS.IOは、分散アプリケーション(「EOS.IOソフトウェア」)の垂直および水平スケーリングを可能にするように設計されたブロックチェーンアーキテクチャを導入するソフトウェアです。このソフトウェアは、アカウント、認証、データベース、非同期通信、および複数のCPUコアおよび/またはクラスタにわたるアプリケーションのスケジューリングを提供します。1秒間に何百万件ものトランザクションに拡張する可能性のあるブロックチェーンアーキテクチャは、ユーザー料金を削減し、分散アプリケーションの迅速かつ容易な配置を可能にします。

STO/ICO基本情報

ステータス
成功
トークン記号
EOS
開始日時
2017-06-26
終了日時
2018-06-01
調達金額
$185,000,000
トークン供給数
1,044,858,394
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基本情報

プラットフォームEthereum
タイプERC20
参加可能通貨ETH
供給率不明
KYC不明
参加不可地域不明
Webサイトホームページ
ホワイトペーパーダウンロード

概要

EOSとは、企業の業務サポートの効率化を目的とした仮想通貨です。Ethereum同様、スマートコントラクトを活用し、分散型アプリケーションを作ることが可能です。

しかし、Bitcoin(ビットコイン)やEthereum(イーサリアム)やLisk(リスク)などの有名コインと異なり決済機能はなく、また、トランザクションの承認者にも報酬は発生しないため、EOSトークンを保有すること自体には「価値がない」と言われています。

それにも関わらず、2017年6月のICOでは多額の資金を集め、7月に取引所に上場してからも大きく値上げ、既存コインを抑え時価総額10位にランキングしたことで大きな話題を集めました。

EOSがどのような仮想通貨なのか、詳細を確認

基本情報

特徴:

  • EOSとは、企業活動の業務効率化を目的とした仮想通貨である *トランズアクションは1秒間に数千万まで可能、取引手数料は無料
  • EOSトークンには権利・利用用途がない!?
  • EOSを保有するメリットは?
  • 開発チームのblock.oneとは?
  • EOSの価格推移

基本情報

  • 通貨名: EOS(イオス)
  • 発行日: 2017年6月
  • 開発組織: block.one
  • 開発言語: C、C ++、Rust、solidityなど
  • コンセンサスアルゴリズム: DPoS(Delegated Proof of Stake)
  • 発行上限枚数: 10億
  • 取扱取引所: Binance, Bitfinex, Bithumb など

EOSとは、企業活動の業務効率化を目的とした仮想通貨である

EOSトークンは、block.one社がEOS.IOを開発するための資金を獲得するために実施しているICOのトークン名のことであり、正式名称を「ERC20 EOSトークン」といいます。

Daniel Larimer率いるblock.oneチームによって開発されており、分散型アプリケーション(Decentralized Apps)構築するために利用され、企業の業務サポートを目的としています。

現在オペレーションシステム(EOS.IO)を開発中で、そのシステム上で第三者(企業など)が、独自ブロックチェーン作成用アプリを構築することが可能となります。

ERC20トークン(Ethereum Requests for Comments: Token Standard 20)とは?

ERC20トークンとは、Ethereumベースのトークンにおける「標準インターフェイス」のことを指します。

スマートコントラクト機能を備えたイーサリアムプラットフォーム上では、様々なアプリケーションが動作しており、プラットフォーム使用料としてイーサ(ETH)が使われます。

一方、各アプリケーションサービス上では独自トークンが用いられます。例えば、未来予測市場のために作られたオープンプラットフォームAugur(オーガー)はERC20準拠のトークンですが、そこでは「REP」という通貨が使用されています。

標準インターフェイスが公式に確立されたことで、業務処理(トークンの転送や情報取得など)の汎用性が高まり、同時に、ICOでは参加者・発行者の利便性が高められました。

ERC20に準拠した代表的なトークン

  • Augur:未来に何が起こるのかを予測するプラットフォーム
  • Monaco:仮想通貨を法定通貨に変換し、カードで支払うことができるプラットフォーム
  • OmiseGo東南アジアを中心にスマホで決済ができるプラットフォーム

トランザクションは1秒間に数千万まで可能、取引手数料は無料

EOS(イオス)の特徴は、その「トランズアクションの圧倒的な速さ」です。数多ある仮想通貨の中でも速く、1秒間に数百万~数千万ものトランズアクションを実行することができます。

国際送金に用いられているRipple(リップル)で毎秒1,000件、VISAで約50万件ですので、1秒間に数百万のトランザクションを誇るEOSの取引スピードは圧倒的です。

コンセンサスアルゴリズムには、BitShareやLisk同様、DPoS(Delegated Proof of Stake)を採用しています。

そして2つ目の特徴 は、「手数料が無料であること」です。大量な取引を常に行い続ける企業にとって利便性高く、コストメリットが大きいです。

イーサリアムプラットフォームで徐々に顕在化してきているスケーラビリティと処理速度の課題を解決することを目的としています。

高機能を実現する「非同期通信」と「並行処理」

圧倒的な取引速度は、「非同期通信」と「並行処理」機能によって支えられています。

非同期通信:ネットワークなどでつながれているコンピュータ間で、送信者のデータ送信タイミングと受信者のデータ受信タイミングを合わせずに通信を行う通信方式。

並行処理:ノード毎に複数のブロックチェーン(マルチチェーン)を構築し、それぞれでスマートコントラクトを「並行」して実行すること。

EOSトークンには権利・利用用途がない!?

EOSトークンはよく「無価値」だと言われることがあります。それは一体何故なのでしょうか?

1つ目:EOSトークンを保有することによる「報酬」が発生しないことです。

通常、EthereumやLISKのような仮想通貨ネットワーク上のアプリケーションの取引(トランズアクション)には、「GAS」と呼ばれる手数料が発生し、結果としてイーサリアムネットワークの貢献者に報酬という形で分配されます。 一方で、EOSトークンはトランズアクションは「手数料が無料」であり、使用目的や配当はありません。EOSが「無価値」だ、と言われる所以はここにあります。

ですので、EOSトークンを用いて創られたアプリでは、利用者は手数料を支払わずに利用することができます。

2つ目:将来的にはEOSトークンを「移転することができない」ことが挙げられます。

2018年6月のICO終了から48時間経つと移転不可となり、配布されるトークンの使い道はなくなってしまいます。 EOSのホワイトペーパーの中にもご親切に「EOS TOKENS MAY HAVE NO VALUE. BUYERS MAY LOSE ALL AMOUNTS PAID」と記載されており、投資家に対して注意を喚起しています。

EOSを保有するメリットは?

それでは、一体イーサリアムなどの他の通貨と異なり使い道のないように見えるEOSを保有するメリットはどこにあるのでしょうか?

1つは、保有者に他のアルトコインが配当されることが挙げられます。

上記は、2018年6月を目処に、EOSを保有しているだけで「エアドロップ」という形で「IQトークン」が配られる事例です。

EOSトークンそれ自体には価値がなくとも、 該当トークンを保有しておくだけで、異なるトークンをもらえるという恩恵を受けることができるケースも増えて行くかもしれません。

EOSはEMy Ether Walletでセキュリティ高く保管することが可能です。

開発チームのblock.oneとは?

もう1点、EOSの人気を支えている大きな理由に「開発チームの強さ」が挙げられます。

Daniel Larimer率いるblock.oneチームによって開発されているEOSですが、 ダニエル・ラリマーはBitSharesやSteemit等の創始者で、凄腕プログラマーとして有名です。

ですので、EOSを保有することのリスクを承知の上で、将来への期待感高く買いが進められています。

EOS.IOソフトウェアのコードは第三者に公開されており、プラットフォーム開発はオープンに進められています。

EOSは2017年の6月から、約1年間に渡ってICOを実施しています。 ICO最初の5日間だけでも、1億8,500万ドルを調達し、過去最高の資金を集めました。

その後も2017年11月~2018年1月までに約6倍も価格は上昇し、EOSの将来性に対する期待値が高いことが相場から見て取れます。

マイルストーン

2018年6月、メインネットの移行完了

2019年4月、Coinbase Proに上場

2019年5月30日、EOSIO LabsはiOSおよびChrome Extension Authenticatorアプリケーションをリリース

チーム

Brendan Blumer
Brendan Blumer
CEO
Daniel Larimer
Daniel Larimer
CTO
Ian Grigg
Ian Grigg
Partner
Brock Pierce
Brock Pierce
Partner

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