【2020年版】事業者目線で選ぶ安心出来る優良ファクタリングサービスは?
ライセンス制では無いファクタリングサービス
ファクタリングは、簡単に言ってしまえば請求書の買取サービスです。
当月締め翌月末払いで支払われることの多い請求書を早めに現金化する手段となります。融資と比較して簡単な手続きで資金調達が出来る手段として注目をされている分野です。
法人同士の請求書を債権として売買することは法的には問題ありませんが、ファクタリングの建てつけで実質融資をしている事業者などの存在でグレーなイメージが強かった手法でもあります。
2018年から潮目が変わり始め、オンラインで完結する&安心出来るサービスが出てきたので、ここで紹介していきたいと思います。
オンラインファクタリングサービスの選び方
結論から言ってしまえば、運営会社で選ぶしか無い、というのが結論です。
3つ理由があって、
- 手数料は審査が終わるまで明確には分からない
- 金融庁がライセンスを出すジャンルでは無い
- 利用企業側が実績を開示したがらない
というのが大きな要因です。
「1. 手数料は審査が終わるまで明確には分からない」というのは、請求する先の企業や、ファクタリング利用企業の財務状態によって手数料が変わってきます。結局問い合わせをして審査を受けるまで、サービス内容が分からないので、利用企業側としては事前比較が難しいです。
「2. 金融庁がライセンスを出すジャンルでは無い」というのは、通常貸金業であれば、それに準じたライセンスが必要になり、金融庁が監査してくれます。ただ、ファクタリングに関してはそれが無いので、ちゃんと運営されているのか、もしくは完全に危険なのかの判断さえ難しいです。
「3. 利用企業側が実績を開示したがらない」というのは、イメージの問題もありますし、そもそもどこにも知られずに資金繰りを改善出来るというのがファクリングのメリットでもあるからです。
結果として、運営会社で選ぶしか無くなるわけですが、この場合も基準は2つしか無いです。
安心できるファクタリング運営企業は下記のいずれか
①上場企業である
②金融機関(特に銀行)が出資もしくは提携している
説明不要な位分かりやすい基準ですね。(笑)
これ以外の会社が全部危険かというとそんな事は無いでしょうが、これ以外で判断不可能なのが実態です。
安心できるオンラインファクタリングサービスは2つだけ
調べていくと10社以上ファクタリングサービスはあるんですが、上記の条件に該当するのは2つだけです。
GMO BtoB早払い
GMO BtoB早払いはGMOグループのGMOペイメントゲートが運営するオンラインファクタリングサービスです。
GMOグループは説明不要かもしれませんが、日本でも有数のインターネットグループですね。
GMOペイメントゲート自体も東証一部に上場していますし、安心感としては問題無いです。
GMO BtoB早払いのサービス概要
(スポットの場合)
- 手数料 : 1.5% - 10.0%
- 買取金額 : 300万円 - 1億円
- 入金 : 最短2営業日
買取金額が300万円からなので、基本的には法人向けのサービスと言えます。
OLTA
OLTAはスタートアップ企業で、上場しているわけではありません。
ただ、日本郵政キャピタルが出資していますし、西武信用金庫やりそな銀行とも業務提携をしています。
さすがに信頼しても大丈夫ですね。
OLTAのサービス概要
- 手数料 : 2.0% - 9.0%
- 買取金額 : 下限・上限無し
- 入金 : 最短24時間以内
GMOと比較すると、スピードが早いのと、買取金額の下限が無いのがポイントです。
個人事業主も対象になるので、裾野がかなり広いサービスであると言えます。
今後のファクタリングサービスの展望
FreeeやMoneyfowardと言ったオンライン会計ソフトやオンライン請求書などと合わせて、ある程度自動でファクタリングが使えるサービスが登場してくる可能性は大いにあります。
また、業界特化でより使いやすいサービスが出てくる可能性は大いにあるので、引き続き注目していきたいですね。