米長官、リブラや暗号資産に「深刻な懸念」 - 米政府の暗号資産に対する立場を分かりやすく整理

米長官、リブラや暗号資産に「深刻な懸念」 - 米政府の暗号資産に対する立場を分かりやすく整理

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【米長官、リブラや暗号資産に「深刻な懸念」】

トランプ大統領は11日、ツイッターを通じリブラや暗号資産に関して「信頼できない」と述べ、銀行と同様の厳しい規制を設けるべきだとコメントしていた。

トランプ氏の発言に加えて、ムニューシン米財務長官は15日、緊急記者会見を通じて、Facebookが計画している「リブラ」に関してマネーロンダリングやテロリストへの資金供与に悪用される可能性が強い「深刻な懸念を持っている」と話すと共に米国の暗号資産に対する立場を公式に表明した。

以下、公式発表内容

  1. 米、政府は暗号資産が裏で運用されることを防止するために、米国の銀行に暗号資産関連規制を遵守することを要求する。

  2. 現在、デジタル資産に関する部署が設立され運営されている。

  3. 暗号資産に関する規制は米国に限られることではなく、G20及びFATFで論議されたように、グロバールで対応する必要がある。

  4. SECをはじめ機関投資家や一般投資家が暗号資産に対する情報を分かるようにするべき。

  5. 暗号資産の投資からは相場のボラティリティを考えたうえで投資するべき。

  6. 暗号資産をマネーロンダリングや他の不正行為で使った場合、政府は積極的に追跡し取り締まる。

  7. 既存の暗号資産市場は投機目的などの否定的な目的で使っていた集団が存在したが、米政府はこの行為を防ぐ。

  8. 我々は暗号資産及びデジタル資産を排斥しない。

参照元:Cointelegraph Japan

参照元:chainnews

Facebookは許可があるまでリブラを発行しない

米フェイスブック(FB)などが計画する暗号資産(仮想通貨)「リブラ」について、ムニューシン米財務長官は15日、マネーロンダリングやテロリストへの資金供与に悪用される可能性に強い懸念を表明した。FB幹部も「適切な許可を受けるまではリブラを発行しない」との方針を示し、当初の目標だった「2020年上半期」の開始は難しい情勢となってきた。

引用元:朝日新聞

まとめるとこうゆうこと?

発表の内容を見る限り、とても有意義な発表だったと思います。

つまり、暗号資産のネガティブな要素はとても懸念しているがこれらを解決するために国際的に対応するべきであること。

また、最後の暗号資産を排斥しないという内容は今までのように放置するのではなく政府が公式的にに規制し、合法的に認めるという意味合いが入っています。

日本時間7月16日の午前3時過ぎに始まったムニューシン長官の緊急記者会見でビットコイン相場はその前後から急激に上昇し、現在は落ち着いている様子を見せています。

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